浦和美園駅 =埼玉高速鉄道=始発駅

浦和美園駅
浦和美園駅
駅舎東口
駅舎東口
うらわみその - Urawa-misono
◄東川口 (2.4km)
所在地 埼玉県さいたま市緑区大門字宮下3888-1
北緯35度53分37.82秒 東経139度43分39.67秒
所属事業者 Saitama Railway Logo.svg 埼玉高速鉄道
所属路線 Saitama Railway Logo.svg 埼玉高速鉄道線
キロ程 14.6km(赤羽岩淵起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 6,469人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 2001年(平成13年)3月28日
この表について[表示]
駅舎南側。右側に線路を1線分増やせる敷地が確保されている(2015年)
駅舎南側。右側に線路を1線分増やせる敷地が確保されている(2015年)
駅舎西口(2015年)
駅舎西口(2015年)
浦和美園駅(うらわみそのえき)は、埼玉県さいたま市緑区大門にある埼玉高速鉄道の駅で、埼玉高速鉄道線の終着駅である。
目次 [非表示]
1 歴史
2 駅構造
2.1 のりば
2.2 発車メロディ(発車サイン音)
3 利用状況
4 駅周辺
4.1 西口
4.2 東口
5 路線バス
6 駅にまつわるあれこれ
6.1 駅名の由来
6.2 ウサギの駅長「ラビたま」
7 延伸計画
8 隣の駅
9 脚注
10 関連項目
11 外部リンク
歴史[編集]
2001年(平成13年)3月28日 - 開業。
2006年(平成18年)4月 - 東口まち開き。
2013年(平成25年)9月2日 - 西口ロータリー開設。11月1日には西口に路線バスの乗り入れを開始。
駅構造[編集]
埼玉高速鉄道では唯一の地上駅である。コンコースは橋上にある。通常は1面2線の島式ホームを使用するが、2番線ホームの反対側に臨時ホーム(3番線)があり、埼玉スタジアム2002でのJリーグ試合開催日など多客時に使用される。1・2番線は保安用にホームドアシステムを装備しているが、臨時ホームの3番線にはホームドアは設置されていない。色は赤色■。線路は駅北側にも伸び、浦和美園車両基地が立地する。
当駅に設置されている自動改札機は、多客対応のために全通路とも両方向からの通行が可能となっている。とくに臨時ホームである3番線ホーム側の自動改札機は、試合開始前は出場のみ、試合終了後は入場のみの設定とするなど、この設備が活用されている。
1階:出入口・3番線改札(自動改札機)・ホーム
臨時の自動券売機、有人窓口、PASMOチャージ機もあるが、通常時は3番線改札を含めてシャッターが降りている。
2階:1・2番線改札(自動改札機)、自動券売機、駅事務室
3番線ホームへの階段・エスカレーターなどは設置されず、2階からの直接の行き来は不可能である。
埼玉スタジアム2002でのイベント開催日には、改札前コンコースで物販が行われる。
改札外コンコースでは、埼玉スタジアムを本拠地とするJリーグクラブの浦和レッドダイヤモンズ(レッズ)と、同じくさいたま市内に本拠地があるJリーグクラブの大宮アルディージャ[1]がユニフォームや旗などのグッズを展示している。
3階:埼玉高速鉄道本社
のりば[編集]
番線 路線 方向 行先
1 - 3 Saitama Railway Logo.svg 埼玉高速鉄道線 上り 赤羽岩淵・目黒・日吉方面
3番線は臨時ホームとして使用されている。
発車メロディ(発車サイン音)[編集]
2007年11月14日より、埼玉スタジアム2002で浦和レッズの試合が開催される日に限り、発車サイン音にクラブの公式応援歌「KEEP ON RISING」を使用している[2]。1番線は歌唱付きのバージョン[3]、2番線はインストゥルメンタルのバージョンを使用している[4]。
利用状況[編集]
2014年度の1日平均乗車人員は6,469人である[5]。
開業時は乗車人員が少なかったものの、駅周辺への商業施設出店や宅地開発進行により、利用者数が増加した。南部の造成がほぼ完了し、人口がさらに増えている。埼玉スタジアム2002でのイベント開催時(特にサッカー日本代表・浦和レッズの試合時)には利用者が急増するため、通常時との差が大きい。
開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度別1日平均乗車人員[6]
年度 乗車人員 出典
2001年(平成13年) 1,784 [7]
2002年(平成14年) 2,531 [8]
2003年(平成15年) 2,625 [9]
2004年(平成16年) 2,947 [10]
2005年(平成17年) 2,912 [11]
2006年(平成18年) 4,702 [12]
2007年(平成19年) 5,283 [13]
2008年(平成20年) 5,369 [14]
2009年(平成21年) 5,081 [15]
2010年(平成22年) 5,195 [16]
2011年(平成23年) 5,201 [17]
2012年(平成24年) [5] 5,570 [18]
2013年(平成25年) [5] 5,996 [19]
2014年(平成26年) [5] 6,469
駅周辺[編集]

浦和美園駅東口複合施設

イオンモール浦和美園

センターフィールド浦和美園
当駅は、さいたま市により土地区画整理事業が進められているみそのウイングシティの玄関駅として、また2002 FIFAワールドカップの試合会場となる埼玉スタジアム2002への最寄り駅として開業した。しかし、当初は区画整理事業が開始されたばかりで、駅前は更地に近い状態だった。開業時、埼玉高速鉄道は浦和美園駅の営業を24時で終了し、それ以降に赤羽岩淵方面から運転される下り列車4本は東川口駅を終着駅として(客扱いはここまで)、そこから浦和美園駅までは回送列車として運行していた。これらの列車が当駅まで客扱いを開始したのはFIFAワールドカップ終了後の2002年11月29日からである[20]。
FIFAワールドカップ開催時には臨時のコンビニエンスストアとしてファミリーマートが開店し、コンビニでの1日売り上げ日本記録などを樹立した[21]ものの、期間限定店舗だったため、終了後は撤収した。
その後、長らく開業当初と変わらぬ状態が続いていたが、造成工事は着実に進捗し、2006年4月26日には当時埼玉県内最大級のショッピングセンターである「イオン浦和美園ショッピングセンター(現:イオンモール浦和美園)」が駅の南側に開業した。これを契機として周辺には店舗が相次いで立地するようになり、マンションや戸建住宅の分譲が開始されるなど、徐々に賑わいを見せ始めている。2013年には西口駅前広場が整備され、2015年には東口駅前に市立図書館や支所を含む複合施設が開館予定である。なお、駅付近のコンビニエンスストアは2007年11月2日にファミリーマートが新規店舗として開業している。
埼玉スタジアム2002は当駅から徒歩約15分の距離であり、Jリーグや日本サッカー協会 (JFA) 主催の試合開催時は当駅から往路のみのシャトルバス(運賃100円)が運行される。
また、浦和美園駅から北に1kmほど離れた区画整理地内に順天堂大学の大学院、看護学部と市内最大数となる約800床の順天堂大学付属大学病院が建設される。2018年に着工され、2020年度に開院・開校が予定されている。
西口[編集]
埼玉高速鉄道本社・車両基地
国道122号
国道463号(越谷浦和バイパス)
東北自動車道 浦和インターチェンジ
慶應義塾大学浦和共立キャンパス(バスで10分)
浦和大学・浦和大学短期大学部(スクールバス利用)
浦和学院高等学校
浦和ルーテル学院小学校・中学校・高等学校
埼玉県立浦和東高等学校(バスで8分)
さいたま市立美園中学校
さいたま市緑区役所 美園支所・美園公民館(約1km)
大崎公園(約1.6km)
東口[編集]
浦和東警察署 浦和美園駅前交番
イオンモール浦和美園
目白大学(バス利用)
さいたま市立美園小学校
埼玉スタジアム2002公園
しらこばと水上公園(夏期のみ東口からバス運行)
ヤマダ電機浦和美園店
カインズホーム
路線バス[編集]
乗り場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 備考
東口 1 岩11-3 笹久保・目白大学・岩槻高校入口 岩槻駅 国際興業
岩101 目白大学 岩槻駅 快速
2 浦02 イオンモール浦和美園・尾間木・原山 浦和駅東口 土休日の浦和駅方面はイオンモール浦和美園通過
岩11-3 東川口駅北口
3 J06 (直行) スタジアム北門行 JリーグおよびJFA主催試合開催時
往路のみ運行
美100 (直行) しらこばと水上公園 夏季のみ運行
美2 ウイングシティ南・越谷西特別支援学校前・越谷総合技術高校前 越谷駅西口 ジャパンタローズ J06運行時は4番乗り場から発車
平日のみ運行
4 貸切 浦和大学 スクールバス
貸切 浦和学院高等学校 スクールバス
あだたら号 佐野新都市バスターミナル・西郷バスストップ・須賀川営業所 郡山駅前 東武バスセントラル
福島交通 佐野新都市バスターミナルは一部便のみ停車
遠野・釜石号 新花巻駅前・遠野駅前・釜石駅前 道の駅やまだ 国際興業
岩手県交通 夜行
西口 1 美01 浦和大学・バイパス大崎・中尾陸橋・駒場運動公園入口 浦和駅東口 国際興業
2 大01 浦和大学入口・染谷新道・片柳支所・日大前 大宮駅東口
美80 浦和大学入口・浦和学院高校入口・浦和東高校入口 さいたま東営業所
駅にまつわるあれこれ[編集]
駅名の由来[編集]
旧市名である浦和市の浦和と、それ以前の旧村名および浦和市下での地区名である美園村・美園地区の美園を組み合わせたものである。
駅名決定までの仮称は、美園村以前の村名・大字名である「大門」から採られた「浦和大門駅」であった。なお、蓮田駅から南へ伸びていた武州鉄道(廃線)の武州大門駅は、現在の浦和美園駅から1kmあまりの距離にあった。
ウサギの駅長「ラビたま」[編集]
2015年6月7日、ウサギの「ラビたま駅長」が誕生、同日に埼玉高速鉄道社長などが出席しての駅長就任式が開かれた[22]。ウサギを駅長にするのは、山形鉄道宮内駅の「もっちぃ駅長」についで2例目となる。
これは埼玉高速鉄道の工務所に所属する社員からの提案が基になり実現したもので、当駅と同じ浦和地区内に約2千年前に創建された調神社(浦和区)が、ウサギを神の使いとして迎えたという故事[23]に因むものだとされている。
駅長として迎えられたのは東松山市に所在する埼玉県こども動物自然公園にて飼育されていた1歳4ヶ月(駅長就任時点)のイエウサギの雌であり、名付けに際しては沿線在住の子供たちを対象に名前公募を実施、その結果採用された「ラビたま」という名前は、ウサギの英語表記「Rabbit(ラビット)」と埼玉県の県名かな表記および所在地の市名の「さいたま」からとられたものだという[22][24]。
駅長としての初仕事は、就任式が行われた当日に埼玉スタジアム2002に於いて行われた地域活性化ミーティング「第1回URAWAサミット」への出席だった。これ以後の勤務態勢として、通常は「週5日程度・1日あたり7時間半程度(7~10時・14~18時半)」とし、当駅所属駅員と共に駅構内の巡回を行う他、駅利用者への挨拶や、イベント開催時などに於ける来場者への挨拶もこなす、としているほか、24時間態勢で当駅所属駅員が「ラビたま」の身の回りの世話をすることになっている[22][25]。
延伸計画[編集]
当駅から東武野田線岩槻駅を経由して東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線(宇都宮線)蓮田駅方面への延伸が計画されているが、2012年時点では未着工である。埼玉県が設置した「埼玉高速鉄道検討委員会」が岩槻延長を検討した際には、当駅を2面3線構造として優等列車の追い越しが可能となるような整備を想定していた[26]。
なお、2020年に開催される予定の東京オリンピックまでに、埼玉スタジアム2002まで早期延伸する要望がある[27]。
隣の駅[編集]
Saitama Railway Logo.svg 埼玉高速鉄道
Saitama Railway Logo.svg 埼玉高速鉄道線
東川口駅 - 浦和美園駅
脚注[編集]
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^ アルディージャは2002年から主催試合で埼玉スタジアムを使用し、2005年には同チームにとって最多の9試合を開催したが、2007年に本来の本拠地であるさいたま市大宮公園サッカー場(NACK5スタジアム)の全面改修が完了した後は主催試合をこちらへ全面移行した。埼玉スタジアムでのアルディージャ主催試合は2010年10月2日のレッズ戦(さいたまダービー)を最後に、2011年以降は行われていない。
^ 浦和美園駅が浦和レッズカラーの“赤”に装飾されます!! (PDF) - 埼玉高速鉄道 2008年4月11日
^ ご当地駅メロディー 埼玉高速鉄道浦和美園駅(1番線)「KEEP ON RISING」 - YouTube
^ ご当地駅メロディー 埼玉高速鉄道浦和美園駅(2番線)「KEEP ON RISING」 - Youtube
^ a b c d 経営状況・輸送状況 - 埼玉高速鉄道
^ 埼玉県統計年鑑
^ 埼玉県統計年鑑(平成14年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成15年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成16年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成17年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成18年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成19年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成20年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成21年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成22年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成23年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成24年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成25年)
^ 埼玉県統計年鑑(平成26年)
^ 東川口止まりの列車を浦和美園まで延長運転 - ARC Network (「龍太郎」による個人運営サイト) 2002年11月15日
^ ファミリーマート、W杯期間限定店舗は最高日商1200万円 - 日本食糧新聞社 2002年7月10日
^ a b c “「ラビたま」です うさぎ駅長誕生 埼玉高速鉄道 浦和美園駅 イベントや構内巡回も”. 交通新聞. (2015年6月10日) 2015年6月25日閲覧。《→アーカイブ》
^ “調神社(Tsuki Shrine)”. うぇぶさいず(web Sai's). さいたま観光国際協会. 2015年6月25日閲覧。《→アーカイブ》
^ “ウサギ駅長 お出迎え”. 読売新聞. (2015年6月11日) 2015年6月25日閲覧。《→アーカイブ》
^ “うさぎ駅長!当社初の駅長に就任します♪” (プレスリリース), 埼玉高速鉄道, (2015年6月3日) 2015年6月25日閲覧。《→アーカイブ》
^ 延伸線の基本計画 (PDF) - 埼玉高速鉄道検討委員会 最終提言 2005年2月7日
^ 埼スタまで埼玉高速鉄道延伸を サッカー県議連、知事に要望 - 埼玉新聞、2013年10月4日、2013年10月22日閲覧。
関連項目[編集]
ウィキメディア・コモンズには、浦和美園駅に関連するカテゴリがあります。
日本の鉄道駅一覧
宮内駅(山形鉄道フラワー長井線) - 2010年8月1日よりウサギの”「もっちぃ駅長」と「ぴーたー」・「てん」両駅員”が勤務している
卯之町駅(JR四国予讃線) - 2011年1月3日から16日までの期間限定で、ウサギの「つばさ駅長」が勤務していた
たま駅長
外部リンク[編集]
浦和美園(時刻表・運賃) - 埼玉高速鉄道
えすあーるタウン情報 浦和美園 - 埼玉高速鉄道
埼玉高速鉄道検討委員会 最終提言 - 埼玉県庁 企画財政部 交通政策課